イラストレーションフェスティバル

makomo

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makomo

大阪在住。じわじわと笑いがこみ上げる脱力系イラストで、雑誌、広告、WEB、グッズなど多方面で活躍するイラストレーター。誰もがよく知る物語をmakomo流に解釈した『おもしろ絵本』シリーズのZINEから人気に火がつき、現在も不定期で新作を発表中。国内外で開催する個展では大きな絵画作品や立体造形も手がけ、独創的な世界を築いている。
HP:http://www.makomo.jp

じわじわおかしい。ゆるくてかわいい。
その芯にある、ちょっと異様な世界観にクギ付け。

「ちょっとゆるくて、なんかおかしい」。メディアやグッズで展開されるmakomoさんのイラストを形容するなら、そんなキャッチフレーズが付きそうだ。けれど、個展でのmakomoさんの作品を目にしたら「この人は、アーティストだ」と表現せずにはいられない。けっして複雑ではない作風の絵を、常軌を逸していると思うほどデカデカと描いた原画。どこまでも均一でまろやかな色づかい。二度見、三度見して初めてわかる、「ゆるかわいい」の着ぐるみをまとった「異様さ」。雑誌や広告、グッズで目にするmakomoさんのイラストに表出しているおかしさは、その鬼才ぶりの進化系なのだと気づく。イラフェスではそんな、アーティストmakomoの原色ワールドが垣間見えるはず。もちろん、グッズやZINEはちゃんと「ゆるかわいい」です、ご安心を(その日会った人が、時間差で「なんかおかしくない?」と感じるかもしれませんが、それもまたmakomoさんの魅力)。(担当:大橋知沙)