平澤まりこ
イラストレーター。東京生まれ。セツ・モードセミナー卒。著書に『イタリアでのこと』(集英社)『旅とデザート、ときどきおやつ』(河出書房新社)ほか。絵本に『森へいく』(集英社)、『しろ』(ミルブックス)など。銅版画で手がけた最新刊に『ミ・ト・ン』(白泉社、小川糸との共著)がある。
HP:http://www.hirasawamariko.com
イラストエッセイの第一人者は、その称号には満足せず、作品を見続ける者を、新たな世界へと誘惑する
平澤さんと初めて会ったのは14年前だ。2002年に発売された『おでかけ手帖』という本に衝撃を受け(こんなに愛らしく、かつ情報の質が高いイラストエッセイがあるのかと)、当時僕が編集していた『カメラ日和』という雑誌で取材をさせて欲しいと、ファン心理をひた隠しにしながら(いやきっとバレていたに違いない)連絡を取ったのが2004年。それ以来、彼女の描き出す世界を見続けている。「旅にまつわるイラストエッセイ」というジャンルがあるとすれば、平澤まりこが第一人者であることは間違い無いのだけれど、「そこにとどまるだけでは満足できない」と言わんばかりに、様々な表現を見せてくれる。『コーヒーの絵本』(ミルブックス)では潔い線画を用い、小川糸さんとの共著『ミ・ト・ン 』(白泉社)では銅版画に挑んだ。果たして、一人の同じ作家が描いたものなのか?と思う方がいても不思議はない。下の画像は先日、<月光荘サロン・月のはなれ>で行われた展示で発表したドローイングの作品。一目惚れで、我が家にお迎えした。今も昔も、平澤まりこの一ファンなのである。(担当:北島勲)
平澤まりこさんと紙版画を体験しよう!
日時:2018年9月16日(日)14:00〜15:00
会場:3331コミュニティスペース
対象年齢:4歳〜
(ニードルを使いますので、お子様は大人の付き添いをお願いします)
当日の持ち物:エプロン・もしくは汚れてもよい格好、使いなれたハサミ
参加費:2,000円
参加人数:10名
ご予約方法:こちらの特設予約ページからお申し込みください。8月22日(水)より、お申し込み受付を開始いたします。
内容:
紙を好きな形に切り、ニードルで絵を描いたり、紙やすりで引っかいたりして版を作ります。版が完成したらインクをのせて、紙に刷ります。当日は、描きたい絵をイメージしてお越しくださいね。