イラストレーションフェスティバル

砂糖ゆき

砂糖ゆき

砂糖ゆき

イラストレーター/グラフィックデザイナー。神奈川県在住、東京を中心に活動しています。食べ物の絵を得意としております。朝起きて日の光が心地よいこと。お気に入りのブラウスがパリっとしていること。お菓子の焼ける良い匂いがすること。日常の中で、ふと感じる幸せをかたちにしていきたいです。
HP:http://momoimo514.tumblr.com/

心のひだにそっと触れ、ありふれた毎日の中の小さな幸せを思い出させてくれる。そんな力を持つイラストたち

食べ物をモチーフに取り上げることの多い砂糖ゆきさんの作品の中でも、野菜を描いたものに目が吸い寄せられる。心ときめくものに出会ったときに発動する“きゅん”のスイッチが、パチッとオンになるのだ。アスパラガスは小さな森に、キャベツはモンシロチョウのお家に、大学芋は秋色の宝石に。砂糖さんの手にかかると、馴染みの野菜がそれぞれの“らしさ”を残しつつ、特別なものになる。それはきっと描くことへの喜び、モチーフとなる対象物への慈しみが背景にしっかりと存在するからに違いない。好んで台所仕事をするというエピソードからも、砂糖さんの、身の回りへのこまやかな眼差しが想像できる。日常にそっと寄り添い、心をあたためてくれるイラスト。イベント当日、多くの方の心に“きゅん”のスイッチが作動するだろう。(担当:柴田真帆)