イラストレーションフェスティバル

死後くん

死後くん

死後くん

イラストレーター。1977年生まれ。愛知県出身、東京都在住。蟹座。雑誌『POPEYE』(マガジンハウス)連載漫画「ジョン&ポール」、NHK総合「おやすみ日本」のコーナー「眠いい昔ばなし」の絵、「ごきげん文藝」シリーズ(河出書房新社)装画、せきしろ著『海辺の週刊大衆』(双葉社)、『天久聖一の世論島』(朝日新聞デジタル)ほか、紙媒体を初め、TV、WEBなど、様々な媒体で活躍。自著に漫画『I My モコちゃん』(玄光社)。「ペンネームの縁起が悪い」との理由で仕事が決まらないこと多々あり。
Twitter:http://twitter.com/sigo_kun/

変幻自在のエンターテインメント

「死後くんの展示、観に行こうぜ」

数年前、友人の誘い文句に含まれた人物名に戸惑った。「死後くん? デスメタル系バンドのボーカルが新たな一面を見せるのか?」などと考えると不安ばかりが募るので調べてみる。雑誌での漫画連載、本の装画など、それぞれ目にしたことがある絵だとすぐに気づいたが、テイストがそれぞれ異なるため、共通の人物が描いているとは思わなかった。

個展では同じ誕生日ということから女優・藤原紀香さん風のスナックのママに扮したり、紙芝居や背後霊を描く似顔絵会などが開かれていて、もはやデスボイスを放つボーカルでもあると言われても信じてしまいそう。実際お会いしたご本人はやさしく謙虚で、抱いていたイメージとのギャップにまた驚かされた。作品もそうだが、人の予想をひょいと飛び越えていく人なのだろう。

デジタル彩色での仕上げも多いというが、さらに手描きの色をレイヤーで重ねて質感を変化させたり、カラー筆ペンの先に水を付けて水彩画のタッチを巧みに表現するなど、描き方や色の選択の自由度も高く、描くジャンルの幅が広い。

昔から映画に強い興味を持って接してきた死後くん。その経験は漫画での台詞、キャラクター、ストーリー作りに反映されている。一枚絵にしてもそうだ。思いもつかない大胆さにドキッとして、潜ませた笑いのトラップにクスリとさせられる。突飛で自由奔放なアイデア。それをまとめる構成力。そして何より、こんこんと湧き出るエンターテインメント精神こそが、死後くんの魅力だ。予想の斜め上をジェット機で飛び去っていく死後くんに期待あれ。(担当:柿本康治)

                   

「境みなと先生による背後霊似顔絵(死後くんブース)」


死後くんのブースに、さすらいの霊界似顔絵師・境みなと先生がやってくる! あなたとその後ろに見える霊をセットにして「背後霊似顔絵」を描いてくれます。ただし、彼の目に見えている霊にホラー要素はなく、どこかゆるい存在なのでこわいのが苦手な方もご安心を。一体どんな霊が守ってくれているのか、はたまたウロウロしているだけなのか、この機会に知ってみるのはいかがでしょう? 各日8名様のみ受付です。

*死後くんと、境みなと先生はとてもよく似ています。境みなと先生のいる時間、死後くんはスペースの関係上、席を外します。お間違えのないよう、お気を付けください

【境みなと先生による背後霊似顔絵(死後くんブース)】
日時:
9月15日(土):12:30〜/13:00〜/13:30〜/14:00〜/15:00〜/15:30〜/16:00〜/16:30〜
9月16日(日):12:00〜/12:30〜/13:00〜/13:30〜/14:30〜/15:00〜/15:30〜/16:00〜
会場:死後くん出展ブース
当日の持ち物:特になし
参加費:1名様2,000円(死後くん作品orグッズご購入の方は1,500円
参加人数:1回1名様
ご予約方法:こちらの特設予約ページからお申し込みください。*満席となりました。ただいまキャンセル待ち受付中です

内容:
死後くんブースにさすらいの霊界似顔絵師・境みなとが出没!? 金銭と引き換えに「背後霊似顔絵」を描きます。